業務システム開発
マネーフォワード クラウドの料金が上がるとき乗り換える?会計SaaS継続・連携見直しの判断基準
- 公開日:
- 最終確認日:
マネーフォワード クラウドの料金改定を見て、今の会計SaaSを続けるか、別サービスへ移るか迷っている中小企業向けの記事です。
料金だけを見て急いで乗り換えると、データ移行や設定変更、二重運用の負担が増えることがあります。一方、何も確認しないまま更新を迎えると、想定していなかった費用増に気づくのが遅れることがあります。
まず、管理画面や契約案内で「現在のプラン」「支払方法」「次回更新日」「実際に使っている機能」の4点を確認してください。
最初に確認するのは値上げ額より契約条件です
マネーフォワード公式は、個人事業主向け有償契約を2026年12月1日、法人向け有償契約を2027年6月1日に料金改定すると案内しています。既存契約は、それぞれの改定日以降に更新となる契約から改定後の料金体系が適用される案内です。
ただし、すべてのプラン・支払方法が同じように変わるわけではありません。公式案内では、パーソナルミニプランの年払いと、ひとり法人プランの月払いは今回の基本料金改定では変更なしとされています。
そのため「料金が上がるらしい」だけで移行を決めず、自社の次回更新時に何が変わるのかを先に確認します。
そのまま継続したほうがよいケース
現在の会計SaaSで必要な機能が足りており、請求・経費・給与など周辺サービスとのつながりも問題なく使えている場合は、料金改定だけで乗り換える必要はありません。
過去データの参照、取引先情報、社内の操作手順などが今のサービスに定着している場合、移行には料金差だけでは見えない作業が発生します。まずは改定後の自社料金と、移行に必要な作業を分けて比較します。
別の会計SaaSを比較したほうがよいケース
料金改定をきっかけに、普段使っていない機能が多い、必要な機能が別サービスのほうが合う、今の運用に無理があると分かった場合は、別SaaSの比較対象になります。
- 現在使っている機能を同じように使えるか
- 過去データをどこまで移す必要があるか
- 請求、経費、給与、受発注など周辺サービスとのつながりが変わらないか
- 担当者の操作手順をどれだけ変える必要があるか
- 移行期間中に二重入力が発生しないか
すべての履歴を新サービスへ移すことを最初から前提にせず、日々の業務で必要なデータと過去参照だけでよいデータを分けます。
会計SaaSは変えず、周辺業務だけ見直す選択肢もあります
会計機能には大きな不満がなくても、請求書、受注、経費、売上集計などで同じ情報を何度も入力している場合があります。この場合は、会計SaaSそのものを乗り換えるより、重複入力している部分だけ見直すほうが負担を抑えやすくなります。
ENOLの業務システム開発ページでも、一度登録した受注情報を複数画面で参照する構成や、CSV・帳票出力、既存システムからの段階移行を案内しています。会計処理そのものを独自開発するのではなく、標準サービスで足りない周辺業務だけを整理する考え方です。
3つの選択肢を同じ条件で比べます
| 選択肢 | 向いている状態 | 確認すること |
|---|---|---|
| 現行SaaSを継続 | 必要機能が足りていて、移行負担のほうが大きい | 改定後の自社料金、次回更新日、現在の利用機能 |
| 別SaaSへ乗り換え | 料金だけでなく機能や運用も見直したい | データ移行、過去参照、周辺サービス、操作変更 |
| 周辺連携だけ見直し | 会計SaaSは使い続けたいが二重入力が残る | どの情報を、どこからどこへ一度だけ渡せばよいか |
自社で5分で確認すること
- 現在のプラン名と支払方法を確認する
- 次回更新日を確認する
- 日常的に使う機能を5つ程度書き出す
- 同じ数字や取引先情報を別画面へ入力し直している業務を探す
ここまで分かれば、提供元へ料金・機能を確認するべきか、別SaaSを比較するべきか、周辺業務だけ外部へ相談するべきかを分けられます。
相談先を分けます
料金やプラン、標準機能については、まずマネーフォワードの公式案内やサポートで確認します。税務・会計上の判断が必要な場合は、税理士など適切な専門家へ確認してください。
会計SaaSを変えずに受注・請求・帳票の二重入力を減らしたい、別SaaSへ移る際に周辺システムまで整理したい場合は、業務システム側の相談範囲です。
ENOLでは業務システム開発で、既存サービスを残したまま必要部分だけをつなぐ方法や、段階的な移行を整理しています。費用の考え方は料金ページ、具体的な状況の相談はお問い合わせから確認できます。


